働き方改革を進めていく上での3つの柱(長時間労働の是正・多様で柔軟な働き方の実現・雇用形態に関わらない公正な待遇の確保)の中でも、長時間労働の是正に対しては大きな注目が集まっている。そしてその是正を検討するには、まずは社員の労働時間を適切に把握できていなければ、対策を取ることも難しいだろう。
フォーバルでは、働き方改革関連法が成立したことを受けて実施した2018年度第3回アンケート調査において、社員の労働時間管理についていくつかの質問を行っている。以下は、労働時間管理の実施状況について聞いた結果である。
労働時間を正しく管理「している」と回答したのは680 社(1034 社中・65.8%)という結果になった。回答結果の中では最も多い数字である。労働時間に関しては「きちんと管理している」と考えている経営者が多いことがわかる。また、「どちらともいえない」と合わせると890社(同・86.1%)となるが、「していない」と回答した経営者も144社(同・13.9%)という結果になった。
ブルーレポートの発行者
株式会社フォーバル ブルーレポート制作チーム
フォーバルは1980年に創業以来、一貫して中小企業と向かい合い、現在20,000社以上にサービスを提供している。フォーバル創業者の大久保秀夫は東京商工会議所副会頭、中小企業委員会委員長としても活動。今後フォーバルが誰よりも中小企業のことを知っている存在を目指し、良いことも悪いことも含め、現場で中小企業の生の声を集め、実態を把握。そのうえで関係各所へ提言することを目的に、プロジェクトを発足。