社員の時間の使い方を把握していない理由

一方、社員の時間の使い方を把握していない企業も424 社(1188 社中・35.7%)にのぼった。その経営者に対しては、把握をしていない理由を聞いた。

最も多かったのは「なんとなくわかっているから」の169 社(424 社中・40.0% /全体:1188社中では14.2%)であった。それまでの経験や主観に基づき、勤怠管理を行っている企業が一定数存在していることがわかる。

その他、「やりたいけどできていない」が105社(424社中・24.8%)、「必要だと感じない」が71 社(同・16.7%)などと続く。「やりたいけどできていない」理由としては、経営者や管理者自身が業務に追われて社員の時間の使い方を把握できていないことや、他の業務を優先して後回しにしてしまっている可能性も考えられる。

今後効率化を進めていく上で、社員が仕事をしている時間をどのように使っているのかは把握しなければならないだろう。

ブルーレポートの発行者

株式会社フォーバル ブルーレポート制作チーム

フォーバルは1980年に創業以来、一貫して中小企業と向かい合い、現在20,000社以上にサービスを提供している。フォーバル創業者の大久保秀夫は東京商工会議所副会頭、中小企業委員会委員長としても活動。今後フォーバルが誰よりも中小企業のことを知っている存在を目指し、良いことも悪いことも含め、現場で中小企業の生の声を集め、実態を把握。そのうえで関係各所へ提言することを目的に、プロジェクトを発足。