新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ビジネス環境はこの1年で大きく変わっています。
感染予防の観点から大手企業を中心にテレワークを導入する企業が増え、デジタル化・オンライン化が進み、そうした変化に対応するためペーパーレスの取り組みや多様な働き方を導入する企業も増えています。
また、巣ごもり需要を受けて、電子商取引の市場は拡大し続けており、社会は困難に直面しつつも、新しいビジネス環境、新しいライフスタイルへと着実に進化しています。
一方で、中小企業はデジタル化に対応する企業が増えてはいても、それが生産性向上につながっているケースは稀です。
そうした状況下、中小企業の生産性向上のキーとなるのがDX(デジタルトランスフォーメーション)であり、DX 化はこれまでのIT 化と違い、単にデジタル化を進めるのではなく、デジタル技術によってビジネスや生活そのものを変革していくことが求められています。
ブルーレポートは過去2回にわたり、中小企業の経営課題についての調査を行いましたが、第3弾となる今回はさらに踏み込んで、変わる社会を前に、また未来を創るために、中小企業は何をしていけばよいのかを検証しています。
なお、元となるデータは、フォーバルグループのコンサルタントがお客様先へ定期訪問する中で、一軒一軒対面ヒアリングしたものです。
リアルな中小企業経営者の声を集め、その集計結果を分析・考察することで、新型コロナウイルスと闘いながら、働き方改革や生産性向上、DX化に取り組む中小企業のリアルな実態を明らかにしています。