社員1人1人に寄り添って指導してくれるフォーバルに任せれば大丈夫だって

会社名

有限会社 タクミ(タクミリフォーム)

所在地

広島県福山市駅家町

設立

2002年(平成14年)1月

事業内容

リフォーム業

従業員数

11人

広島県福山市北部で安心して頼める住宅リフォーム専門店を目指す

広島県福山市北部でリフォーム業を営む有限会社タクミ様(以下タクミ)。
目指すは、お客様から「タクミリフォームに任せてあるから大丈夫」、「タクミリフォームに任せておけば安心」という一言をいただける存在になること。

・工事をするまでに、お客様のご希望をしっかり伺いたい!
・工事中、しっかり管理をすることによって、より良い品質のリフォームを提供したい!
・工事が終わって、何か困ったことがあればすぐに飛んでいって何とかしてあげたい!

これらの想いを実現させるために、営業エリアを店舗から車で「20分圏内」に限定し、2002年(平成14年)の創業以来、1,200棟を超えるお客様の悩みを解決。徹底した地域密着が生み出すサービスが、大きな強みです。

企業として着実に成長していく一方で、代表の原田良平社長は、経営者としてどうしていくべきかの答えが見つけられずに悩んでいました。そんな時に出会ったのが大久保秀夫塾。塾での学びは非常に大きかったと振返ります。

経営の在り方、やり方を実践に移すべくフォーバルがコンサルティング支援を開始して間もなく4年が経過。これまでの経緯と現状についてお伺いいたしました。

利益はありがとうの数の結果…大久保秀夫塾の学びで得られた価値

フォーバル チーフコンサルタント 小林 直紀(以下小林):大久保秀夫塾に入塾された経緯について教えていただけますか?

タクミ 原田 良平社長(以下原田社長):きっかけは関西の経営者仲間からの紹介です。「今度こういう経営塾があるから良かったらどう?」と声を掛けてもらったのがきっかけです。

当時は社員が増え始めていた時期で、経営者としてどうしていくべきかを学ばなくてはならないと言う気持ちがあり、入塾を決めました。

小林:改めて大久保秀夫塾を振り返って、印象に残っていることはございますか?

原田社長:やはり「在り方」の話が印象に残っています。

例えば、「社会性・独自性・経済性」の話。「利益はありがとうの数の結果」、「お客様に喜んでいただくことが大事である」…等。これまでの私の価値観を大きく変えてくれましたし、迷いもなくなりましたね。

有限会社タクミ 代表取締役
原田 良平 様

社員1人1人に寄り添ってくれる、だからここまで来ることができた

小林:コンサルティングを依頼しようと決めた経緯について教えていただけますか?

原田社長:大久保秀夫塾で学んでいる時に、どうしても自分たちの力では対応が難しい課題がありました。いくら学んでも、実践していかなくては意味がないわけで。それならば、詳しい方に教わりながら進めていった方が良いと思ったのです。

小林:大久保秀夫塾での学びを実践に…早いもので、コンサルティング支援をさせていただき4年が経とうとしています。これまでを振り返っていかがですか?

株式会社フォーバル チーフコンサルタント 
小林 直紀

原田社長:フォーバル(小林さん)は、私たちに必要なことを成長過程に沿ってベストなタイミングで提供し、指導してくれました。だからここまで来ることができたのかなと。感謝しています。

小林:ありがとうございます。

コンサルティング支援開始の頃を振り返ると、社員の皆様は非常に強いお客様視点を持たれていたことが印象的です。

お客様が喜ぶことを考えて活動できていることは本当に素晴らしいこと。一方で、会社の仕組みやルールがなく、人に依存したやり方だったので、社内体制の整備が課題でした。

しかし、いきなり大胆なテコ入れを行っては社員の皆さまがついていけずに大変です。社員1人1人と向き合いながら、ひとつひとつ課題を確実にクリアさせていくことが皆様にとって最適解であると考えました。

これまでの取り組みを通じて、原田社長から見た社員の変化はございますか?

原田社長:広い視野を持って自発的に動いてくれるようになりました。

以前は私がいないと、なかなかひとつの事業を回すことが難しかったですが、今は現場社員の力だけで回していくことができてきています。 小林さんがゴールに向かって作ってくれた階段を、社員それぞれが1歩1歩登って行っている、まさにそのような感じですよね。

社員1人1人に合わせてくれた指導が
大きかったと原田社長は振り返る

会議の風景
1人1人が真剣な気持ちで参加している

今の常識に依存していては変われない…だから常に挑戦する

小林:この4年間で、原田社長の変化はございましたか?

原田社長:私自身が元々営業出身ということもあってか、会社と言うのはモノが売れ続ければ存続すると思っていました。しかし、売るだけではダメなのだと強く感じるようになりました。

お客様に対するアフターフォローはもちろんですが、働く社員に対しても、どうすればより働きやすいか等、いろいろな面でバランスをとることが大事です。売上だけがあっても、その他がダメでは良くないのだな、と。大久保秀夫塾、そしてコンサルティングを通じて培われたかなと思います。

小林:まさに原田社長の想いが社是

~私たちは住まいに関わる企業として、より多くの「ありがとう」を言っていただける仕事をします
そのために、思いやりと真心のサービスでお客様に安心と喜びを提供します
私たちは物心ともに豊かになるために仕事をします
そのために、お互いにたすけあい、共に成長する努力をします~

にも込められています。

今後、新たに入ってくる社員に対しても、社是や社長の想いをどう理解・浸透させていくかが大切ですね。

原田社長:はい。ここがブレると、進むべき方向にも影響するため大切にしていきます。

あとは、今までの常識が、外部・内部の変化で通用しなくなってしまった時にどう乗り越えるか、ひとつひとつを試練だと思って、前向きに考えて挑戦していきたいです。

小林:今年6月に新店舗がオープンしました。これまでの訪問型からショールームを併設した来店型にビジネスモデルを変えた訳ですが、これも時代の変化に合わせたひとつの大きな挑戦だと思います。

原田社長:おっしゃる通りですね。お客様にとっては、ショールームとしてしっかりと店舗を構えた方が、信頼や安心感につながると思ったのです。地域に密着した企業として、気軽に来店していただきたいという想いをカタチにしました。

挑戦することを諦めない想いが
お客様のため、社員のためのショールームに

決してブレない軸。営業エリアを事務所から車で20分圏内へのこだわり

小林:この4年間、いろいろとありましたが、営業エリアを事務所から車で20分圏内に限定するという考え方は、原田社長の中でブレていないひとつの大きな軸ですよね。

原田社長:私たちが納得できるサービスを提供するためには、20分圏内の範囲が限界だったのです。

エリアを広げようと思えば広げられましたし、折り込みチラシの配布エリアも変えることができました。しかし、あえて地域を限定することを選んだのは、地域の方に満足していただくサービスを提供するという想いからです。

小林:なかなか実践できないことですので素晴らしいですね。「タクミリフォーム」の目立つロゴが入った営業車で走っていると、小学生から手を振られることがあると聞きました。地域を限定し、地元に愛される企業を目指すという活動が浸透してきていますね。

原田社長:確かにそうですね。地域の皆様のおかげで今の私たちがあります。感謝の気持ちで一杯です。

事務所から「20分圏内」限定で走り続ける
タクミリフォームの営業車

小林:ここまで地域密着を貫き続けて、原田社長が嬉しかったことはありますか?

原田社長:私たちの見えないところで、地域の皆様が応援してくれているという話を聞いた時です。

今リフォームをさせていただいているお客様なのですが、「知人からタクミリフォームのことを聞いていて、10年前からいつかお願いしたいって思っていた」と言われた時は嬉しかったですね。

地域の皆様のために
皆の想いはひとつ

変化を共に感じながら、フォーバルと共に歩んでいきたい

小林:今後のフォーバルに期待することはありますか?

原田社長:これまでひとつひとつ階段を登ってきましたが、直近で言えば、組織作りですね。あとは、女性が働きやすい環境作り。人を育てながら会社を経営していく…今後も、フォーバルさんには、弊社社員と共に歩んでいただきたいですね。

小林:承知いたしました。目指すビジョンに向かって、世の中の変化、会社の変化に合わせながら、一歩一歩確実に階段を登れるようにご支援させていただきます。引き続き宜しくお願いいたします。

ショールーム入口にて

編集後記

4年前にも別件で原田社長にお会いしました。当時も地域密着の徹底ぶりに衝撃を受けたのですが、4年経った今も変わっていません。むしろ、4年前以上に徹底しようとされており、「現状不満足」の気持ちが非常に強いと感じました。

原田社長の素敵な笑顔も変わらず、社員の皆様も急なお願いにも関わらず写真撮影に応じてくれる等、皆様本当に温かったです。

会議でも、常に前進していこうという姿勢が社員の発言にも表れていましたね。取材を通じてたくさんの刺激をいただきました。

私たちも皆様からひとつでも多くの「ありがとう」をいただけるよう、今後も1人1人に寄り添って支援していきたいと思います。
(2017年7月取材時)